第5回5期生BootCamp『Whatをナナメウエから進化させる』
初めまして、SUSANOOブートキャンプのTea Break 女将ことETIC.保坂です。
一昨日、10月21日土曜日にSUSANOO5期の第5回BootCampが行われました。
今回のテーマは「Whatをナナメウエから進化させる」。
早いもので、このブートキャンプも5回目。12月に行われる予定のフェス・デモデイへの意識も高まってきています!
前回、リーンキャンバスを使いながら、様々な角度からメンター方にフィードバックをもらった各メンバー。それをこの2週間で各自ブラッシュアップし、冒頭、3分間のピッチという形でまとめ発表しました。
実は5回目にして初めて、5期メンバー同士は互いのピッチを見あう機会となりました。いつもブートキャンプでは顔を合わせているものの、まじまじピッチを聴く事には皆さん新鮮味があったようです。
このピッチ内で私がSUSANOOの場を表していると感じるのは、単に事業プレゼンでとどまらず、最後に「協力してほしい事」というスライドを入れる点。そう、この場はいいね!や○(マル)をもらうだけの場ではないのです。
その発表を受けて、それぞれのメンターについてもらってメンタリングを行います。 そのメンタリングも親和性のある分野の方のみならず、SUSANOOの場で大事にしている「Out of the boox thinking」(→この考え方何?という場合はぜひ、孫さんの講義の記事ご参照ください!→https://goo.gl/k2akrR)の考えに基づき、まったく別分野の方であっても違う角度から事業を見てもらうことで、より自分のBOXから外に飛び出すような視点を得られる、化学反応的がLIVEで産みだされていきます。
5期生の太田 雄介さん(はぴテック)は、「アリーさんのメンタリングで、もっと面白く考えたらいいんだ!と気づき、自分の視野がいかに狭くなっていたか分かりました。」とおっしゃっていました。
私の入らせていただいたメンタリングでは、岩溪 寛司さん(みんなのごはん)からの、5期生野原さん(TokyoHearth)への言葉がけがとても印象的でした。 「素晴らしいプレゼンでした。で、困っていることは何?完璧な穴のないプレゼンをすることは素晴らしい。でも、この場に来たからには、他では見せられない困りごとをさらけ出したらいいよ。そしたら、仲間で考え合えるんだから。」
これを聞いたときに、私はかのシーンが思い浮かびました。漫画ワンピースでルフィがアーロン戦で発したあのセリフ。
「おれは助けてもらわねエと生きていけねえ 自信がある!」
海賊王になると豪語しながらも、彼は弱さをさらけだしているんです。それゆえに、そこをみんな助けてくれるし、船に乗ってくれる。人を巻き込むコツはそこにあるのだとお二人のやりとりを聞きながら、強く感じました。
そんな血の通った白熱のメンタリングを経て、「2週間考えこんできたはずなのに、結局自分たちはどうしたいんだろう?」「事業化すべきか、啓蒙としてやっていくか?」など1周回って振り出しに戻ってしまうようなモヤモヤチームも続出しました。
1日の振り返りでは、メンターの方からは以下のような励ましの言葉をいただきました。
「根が深い問題に取り組んでいるのだから、モヤってるのはしょうがない。ビジョンと稼ぐ事業どっちも回さないといけないもの。最低限の収益をライトに確保できる仕組みを見つけないといけない」 (高橋 健人さん/ グーグル合同会社)
「弊社も3年間はモヤモヤしてました。どうせ続くので、モヤモヤも起業家マインドのうちよ。今もらった色々なフィードバックは全部消化して、やることが大事。小さくてもプロトタイプで行い、1ヶ月後に大失敗でもやりきることがとても大事!」(長井 悠さん/タクトピア株式会社)
モヤモヤ上等で、弱さもさらけ出すこと。 さらけ出した弱さの分だけ強くなれること。
メンターが経験の中で向き合ってきたものを反芻しながら、真摯に言葉を紡いでくださっているように感じました。
回を追うごとに密度が高まってくる、決して否定することなく、よりよい方法、面白くなる視点を求めて一緒に悩んでくれる、手前味噌ながらこの愛溢れる場が私は大好きなのです。
これから、さらに今入っている箱から飛び出し、荒ぶるメンバーの皆さんを心から応援しています。
最後に、この場を借りてこの場に参加してくださったメンターの皆様に申し上げます。
本当にありがとうございました!
次回のBCは11月4日です!