荒ぶる個性が芽吹く森
SUSANOOとは?
「市場の失敗」に果敢に挑み、革新的なソリューションによって
短期間で急成長をする取組や組織「ソーシャルスタートアップ」
そのような取組をふやし、個人と共同体の自立をうながす社会システムを
新たに生み出すことを目指し、2014年にSUSANOOは始まりました。
現在、83組150名の起業家が互いに支え合うコミュニティとなっています。
Social startups
わたしたちが応援したいソーシャルスタートアップとは、以下のような取組や組織です。
1. 重要な問題にも関わらず、当事者がサービスの対価を支払うことが難しく
根本的で持続可能なな解決策が提示されていない「市場の失敗」分野に挑む
2. 人々の暮らしや社会に良い影響を与えようとする
3. 特定分野のこれまでのパターンを劇的に変えようとする
4. 部分的な規模・効率だけでなく、地球や生態系全体のバランス、多様性、
関係の質などを重視する
5. 社会の課題を新しい市場を生み出す機会に変える
Feature
わたしたちが既存のアクセラレーターと違う点
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事業の経済的な成功以上に、みなさんらしく挑戦できているかどうかを重視します。
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答えを教えるのではなく、あなた自身の考えを明らかにするための問いを立てます。
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ビジネス領域に限らず行政担当者、NPO起業家、職人など多様なパートナーが応援。
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自分らしい挑戦の結果、あなたが起業以外の道を選んでも、心から歓迎し応援します。
Impact
3年間で354組の応募から83組の創業をサポート。200名を超えるチェンジメーカーのコミュニティを創ってきました。
2018年5月現在、プログラム参加後にメンバーが調達した事業資金は3年で2億5千万円を超えてます。
Voice
「"共犯者"ができる」
Code for Japan 関治之さん
SUSANOOを通じて紹介してもらった様々な方々との出会いにより、コーポレートフェローシップという新たな事業の方向性がより明確になり、社会的にインパクトをもたらすような事業が組み立てられました。
実際に事業を進める上でも、デモデイを通じて事業へ協力してくれる「共犯者」作りができ、ステップアップができました。
「事業連携が進む」
防災ガール 田中美咲さん
「リーンスタートアップ」という、最小単位で仮説検証を高速で回しモデルを創ることで、より成功確率が高まる事を体験を持って学びました。また、私たちのビジョンに共感し、これまでアクセスできていなかった大手企業やプロフェッショナルの方々と連携できるようになったことで、より社会的インパクトを起こしやすくなったと思います。
「仲間から刺激を受ける」
Coaido 玄正慎さん
プログラムの中で一番良かったのは、先輩起業家からのアドバイスやメンタリングでした。
また、メンバー同士の相互メンタリングは、SUSANOOでしか見たことがありません。これだけ互いのことを知り突っ込み合えるのは、SUSANOOならではだと思います。他のチームの事業や考えからヒントを得られたり、自分への気付きも多くありました。
Project team
渡邉 賢太郎
/ SUSANOOプロデューサー
大分県別府市出身。立命館アジア太平洋大学卒業。三菱UFJモルガン・スタンレー証券を退職後、2年間で40カ国を訪れる世界一周の旅へ。2013年8月よりNPO法人ETIC.に参画、SUSANOOを立上げ。「自分らしく挑戦する人々が応援される社会」をテーマに「ソーシャル・リソースマーケット」の構築を通じた「挑戦者の生態系」創りを目指す。著書に『なぜ日本人は、こんなに働いているのにお金持ちになれないのか?_21世紀のつながり資本論』、『なんとなく会社に行くだけの人生を送りたくないあなたへ。自分らしく生きるための7つの力』。blog『ソーシャルスタートアップという挑戦のスタイル』。
施 依依
/ チーフコーディネーター
早稲田大学第一文学部卒業後、欧州系戦略コンサルティング会社にて、日系企業の中国事業戦略立案プロジェクトに参画。上海に常駐し、ネイティブの中国語力を駆使しながら市場調査・消費者調査・現地社員とのコミュニケーション等を担当。2012年2月よりETIC.に参画。ソーシャルイノベーション事業部の各種プログラム運営・企業案件に関わる。いかに国籍や所属・ジェンダー・世代等といった社会に存在する様々な“ボーダー”や、それらに対する固定観念・先入観等に向き合うかということを追求したいと思い、自分にとってSUSANOOもそのテーマに対する一つの表現の場だと捉えています。
Project Co-Founder
孫泰蔵
/ Mistletoe株式会社 ファウンダー
例えばホームレスの支援や環境保護のように、サービスの対価がもらえないために、ビジネスになりづらい分野のことを「市場の失敗」と呼びます。これまで行政やNGOがこの領域を担ってきましたが、公平性が重要な行政では効率が悪かったり、伝統的な手法では解決できなかったりすることがあります。そのような領域において、イノベーションを通じて人々の生活と世の中を変えていく起業家が”ソーシャル・スタートアップ”です。
彼らの「絶対に実現したい」というアイディアと熱意を、お金だけでなく、知恵や人脈を使って、皆で一緒に社会を変えていく。これがSUSANOOプロジェクトを立ち上げた僕の想いです。
宮城治男
/ NPO法人ETIC.代表理事
ソーシャルの領域で仕事をするということは、つねに自分たちが本当に大事にしたいことを仕事にできるということです。「利益の最大化」と「価値の最大化」を考えたときに、つねに「価値の最大化」を第一にするという仕事の仕方なんですね。それはとても有り難いことである一方で、どうしても社会起業家は、自らが挑む課題の中で小さくまとまってしまいがちな側面もあります。そこを、ビジネスセクター・行政、あらゆる人々を
巻き込んでそこを突破していきたい。
SUSANOOの場が、起業家の皆さんにとってそのような突破の機会になれば嬉しいです。